映画『マルサの女』

金利はすごい力を発揮します。

72の法則をご存じでしょうか?

複利計算と単利計算

ただし、金利は今ある資産からしか生まれません。

100万円を10%で運用すれば、1年後に10万円が手に入ります。

しかし、1000万円であれば、1%で運用しても10万円増えるのです。

映画『マルサの女』に出てきます。この映画では、統括官の「どうやったら、あんたみたいに金がつくれるのか?」という問いに対して山崎努演じる調査対象者はこんな話をします。

「あんた、今、ポタポタ落ちてくる水の下にコップ置いて、水、貯めてるとするわね。あんた、喉が渇いたからってまだ半分しかたまってないのに飲んじゃうだろ? これ最低だね。なみなみいっぱいになるのを待って、それでも飲んじゃダメだよ。いっぱいになって、溢れて、たれてくるやつ……。これを舐めて我慢するの。そうすりゃコップいっぱいの水は……」

つまり、金利の力を発揮するにはコップの水を貯めないといけない。

地道な積立が必要になってくるということです。