金融資産は、お部屋選びと同じ
私は、資産の作り方を家と同じように考えています。
例えば、あなたは今どんな家に暮らしていますか?
・3LDKです。
ありがとうございます。
では、その3LDKをすべて壁と扉をはずして居間として利用するとなるとどうでしょうか?
・嫌ですね。
そうですよね。資産も同じです。使い勝手のよい居間と同じように、使い勝手のよい円預金をすべてにするというのは、非常にもったいないことなのです。
ですが、では、新社会人や大学生で1人暮らしをはじめましたといった人に3LDKって必要でしょうか?
・必要ないですよね。
はい、1Rや1Kといったお部屋がちょうどいいのかなと思います。
資産も同じです。社会人になったばかりでお金に余裕がないという人に、投資をしろというのはばかげた話です。まずは、貯金をしましょう。円でお金を貯めましょうというのが正しい判断です。
ただ、給料がアップした、昇進したということから、お金に余裕ができたならどうでしょう。
1Kではなく1DKに変えて寝室もあってもいいのではないでしょうか?
資産形成もおなじです。ここで初めて金融を考えていく必要がでてきます。
では、1部屋増えましたというとき、あなたが投資をはじめるとなったとき、リスクの高いものと、リスクの低いものどちらに投資すべきだと考えますか?
・リスクが低いものです。
そうですよね。リスクが低いものです。お金がなくなるとこまりますから。確実性が重要になってきます。
では、逆に余裕が増えてきたらどうでしょうか。
例えば、2LDKとか3LDKという部屋に住めるようになってきたらどうでしょう。
子供部屋を作ったり、客間を作ったり、いろんなことが考えられます。
投資も同じです。資産を分散することでリスクを抑えながらリターンを大きくすることが考えられます。
しかし、部屋が増えてくると困ったことが起こるのですが、何だと思いますか?
・掃除です。
そうです。掃除なのです。部屋を維持するためにはそれだけ手間がかかります。
資産も同じで部屋を増やせば増やすほど手間がかかるのですね。
そこで、人をやとって掃除してもらうか、自分で掃除をするかが必要になってきます。
資産も同じです。お金を払って人にやってもらうか、知識をつけて自分でやるか。
どちらがいいのかは人によりますし、もちろん無理して3LDKに住む必要もありません。
お金に余裕があっても1LDKでいいという人もいるでしょう。
それが一番快適なのであれば、その部屋が一番いいのですから。
ただし、同時にこのことを忘れてはいけません。
家が火事になることもあるし、台風や洪水、地震に見舞われてあなたの住処が台無しになってしまうことがあるように、あなたの資産形成も同じように台無しになることが不運にもあるのです。
例えば、病気に、介護に、亡くなるということもあるかもしれません。
それは、あなただけではなく、一緒にいる家族に起こるかもしれません。
または、あなたが加害者として損害賠償を迫られることもあるでしょう。
そのためにあるのが、主に保険という金融商品です。
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